おひとりさまと猫の家計簿

40代おひとりさまが分譲マンションで猫と暮らしつつ老後に備えるブログ

おひとりさま&猫家庭の老後資産形成計画【40代おひとりさま&猫】

こんにちは、ヒト美です。

昨日までの記事ではこれまでの情報を扱ってきました。
本日はこれからの資金計画について書きたいと思います。

なおヒト美が勤めている会社の定年は60歳、65歳まで雇用延長で働くとして、老後=66歳から30年と定義します。

また、猫の平均寿命や独居老人が猫を飼って大丈夫かという問題がありますが、本ブログは「おひとりさまと猫」の家計をテーマにしておりますし、多めに見積もって悪いことはないと考え、猫費も含めて計算していきます。

 

老後の支出を試算する

生活費

まず 現在の家計 ベースで基本の生活費を試算します。

費目 年額
食費・日用品費 371,000
小遣い 360,000
服飾費 120,000
特別費 350,000
猫費 200,000
管理不能支出 621,000
医療費 84,000
合計 2,106,000

赤字は追加/変更した部分です。

特別費はリフォーム関連を別計算とするため減額し、老後に増えるであろう費用として医療費を追加しました。医療費の額面は こちらの記事 を参考に月額7,000円としています。

 

生活費以外の大型支出

次に生活費以外にかかる大型支出を試算します。
年間の特別費に収まらず、十数年に一度くらいの頻度で必要になるであろうものを対象としています。

費目 額面 備考
猫医療費 1,200,000  
給湯器 交換 300,000 1回(20年に1回)
トイレ リフォーム 300,000 1回(20年に1回)
バスルーム リフォーム 1,000,000 1回(20年に1回)
キッチン リフォーム 1,000,000 1回(20年に1回)
床暖房 リフォーム 1,000,000 1回(20年に1回)
洗濯乾燥機 買替 600,000 3回(10年に1回)
合計 5,400,000 -

猫の医療費は こちら を参考に生涯医療費平均の120万円としました。
ペット保険は人の保険より制約事項が多いようで、必要な時に保険金が下りないケースを想定して積み上げています。現在保険の見直し検討中。
人間は大病をしても保険と生活費の医療費で何とかなる想定。

床暖は贅沢品ですが、これがあると冬に猫が床で溶けるんですよ … 大事。

洗濯乾燥機以外の家電の買替は、特別費でまかなえると考えています。

 

老後の収入を試算する

ねんきんネット の「かんたん試算」では、ヒト美が66歳から受給できる年金の見込額は 1年あたり 約200万円 でした。

そして こちらの記事 によれば、受給額200万円の年金の手取り額は 約177万円 です。

受給年齢を遅らせれば額面は上がりますが、66歳以降も働ける自信がないのでこのままとします。

 

老後資産形成の方針を考える

老後資産形成には、以下を利用したいと考えています。

1.新NISA:1,500,000円/年
毎月10万円、ボーナス月は+15万円で eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を積み立てていきます。
もし余裕があるようなら、成長投資枠で適宜追加していく予定。

2.企業型確定拠出年金:360,000円/年
会社が毎月3万円を積み立ててくれています。
ずっとデフォルト設定(定期預金)のまま放置してきましたが、新NISAの積立を確認したら、こちらも全世界株式のインデックスファンドに切り替えたいと考えています。

3.特定口座(将来)
まだ先の話ですが、新NISAの枠である1,800万円を使い切ったら、国債/オルカンを半々で積み立てていくことにします。

  • 個人向け国債:750,000円/年
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):750,000円/年

他に取れる手段として iDeCo か 企業型拠出年金のマッチング拠出が考えられますが、出口戦略に自信が持てないので、いったん上記の3つで。

 

老後資金をシミュレーションしてみる

ここまででシミュレーションの前提は揃いました。

まずは定年までにいくら資産を積み上げられるかを計算してみます。
全世界株式の想定利回りは年間5% (15年以上積み立てるから暴落してもプラスと考える)、普通預金(生活防衛資金)と国債の金利は無視。
60歳で企業型確定拠出年金の積立が終わったら、受給額は特定口座に移す想定です。

続いて66歳からの取り崩しをシミュレーションしていきます。
老後に必要な資金は上で計算した通りですが、インフレ率を年2%、年金受給額は変わらないものとして考えます。
特定口座 ⇒ NISA口座の順で生活費から年金を引いた額(特定口座の場合は20%の税金も)を取り崩していくと …

95歳時点でも破綻してません!! むしろ増えてる~

大型出費 5,400,000円 は毎年2%のインフレを加味すると2076年には 15,121,772円で、こちらも十分支払い可能。
これなら安心して ほったらかし投資 ができるというものです。

余談ですが、このシミュレーションで一番怖かったのがインフレによる生活費の高騰。
試しに投資ゼロ(同じ金額を貯金で積立)も試算してみたら、あっさり破綻しました。。

もちろん、株式相場の悪化、増税や給与の低下など不安要素は多々ありますが、それは都度計画を見直して対処していきたいと思います。

では、頑張って参りましょう!